サラリーマンを卒業することを決めた日(FIRE記念日)

FIRE

さて、ついに念願のサラリーマン卒業に向けて、具体的に進むことができ始めてきました。

まず、具体的なステップとして、退職したい旨を上司に伝えることができて、理解をしてもらえたというのが大きいです。年内の退職に向けて引継ぎなどのプランニングを進めていきます。

そんなタイミングではありますが、卒業が決まったということで、情緒的な部分もかなりありますが、大きな区切りのひとつでもあるので、考えを整理しながら書き残していきたいと思います。

職場環境は比較的恵まれていた

なぜサラリーマンを卒業するのか?というと、実は一言で説明するのは難しいです。

今の仕事の良いところと悪いところについて整理をしてみます。

今の仕事の良いところ:

  • 任されている裁量が大きくやりがいがある
  • 仕事の中身も新しいチャレンジが多く学びがある、成長できる
  • リモートワークが可能であり働きやすい仕組みがある
  • 待遇面も満足できる

今の仕事の悪いところ:

  • 裁量が大きい分、責任が重い
  • 常に学び続けて成長をしないと付加価値を発揮できないというプレッシャーがある

う~ん、こう振り返ると、改めて、恵まれた職場環境にいるなというのをつくづく感じます。責任の重さや自己研鑽のプレッシャーに疲れてきたという情けない理由くらいしかネガティブが思い浮かばないので、職場のせいではなく自分のせいですね。

では、なぜ退職するのか?と改めて考えると、サラリーマン以外の生き方をしてみたくなった、というところです。

サラリーマンというのは、会社に対して自身の労働力と時間を切り売りすることで、ある種約束された安定的な給料を受け取ることができる生き方です。その分、おおよそ一日8時間拘束されますし、会社(上司)からの指示には従う必要があります。安定・安心の対価として、平日の自由を献上していることになります。

僕は、サラリーマンとは違う生き方にチャレンジをしてみたくなったのです。

幸運にも手に入れることができた黄金のチケットを使う勇気

それができるようになったのも、投資のおかげです。社会人になってすぐに投資というものに出会うことができ、継続してきたことで、ある程度の安定的なキャッシュフローを生み出す資産を築くことができました。

これはいま振り返ってみても本当に幸運なことで、市場の流れと自身の考えがたまたま合致をし、リスクに対する恐怖心はあったものの、それをうまくコントロールしながら行動に移すことができた結果です。

「いつでもFIREできる黄金のチケット」を手にいれることができたのですが、やはりこのチケットを使うかどうかというのも難しい決断でした。他人と違うことをするというのは勇気がいるもので、やらない理由はいくらでも浮かんできます。

  • せっかく恵まれた職場環境にいるのになぜそれをわざわざ手放すのか?
  • 年収が一気に上がり始めて、これからが「回収期」なのに退職するのはもったいない!
  • 天変地異が起こってせっかく築いた資産がゼロになる可能性だってありえる。サラリーマンとして安定的に勤めたほうがいいんじゃないか?
  • 会社勤めじゃないとなるた周りから変な目で見られるのではないか?世間体が悪いのでは?
  • 会社を辞めたらだらけてどんどん堕落していくのではないか?

などなど、考えたら切りがありません。そして、ここ3か月くらいままさにこんなことを悶々と考えていました。

他方で、思い切って辞める判断ができたのは下記のような理由と思考の組み合わせになります。

  • 子供が小さいうちに家族で過ごせる時間を増やしたいので早いほうが良い
  • 同じく、自分の健康寿命を考えると、元気に活動ができるうちに自由時間を増やしたい
  • 一度しかない人生なので、なんとなく現状維持でマジョリティが選ぶ道を歩むではなく、自分が心からやりたいと思っていることにチャレンジをしてみたい
  • そして、僕は幸いにも黄金のチケットを手に入れることができた。それを若くして使っておかないと老後に絶対に後悔する!

ちなみに、まさにこんなことを悩んでいた中で、背中を押してくれたのは妻になります。

「金持ち父さん」のロバート・キヨサキ氏の書籍で、「Retire Early, Retire Rich(若くしてリタイアせよ)」というものがあるのですが、それをスッと差し出してくれました。

その中にも、若いころのキヨサキ氏が不動産投資でキャッシュフロー資産を構築した際に、サラリーマンを卒業するかどうか悩んでいる中で、友人から後押しされるシーンがあり、それにも勇気づけられました。

サラリーマンを卒業してどう生きていくか

「金持ち父さん」のキャッシュフロー・クワドラントでいうところの、Employee(従業員)を完全に脱却するわけですが、これからは、Investor(投資家)として築いた資産のキャッシュフローをメインとしつつ、自分のやりたい範囲のなかでSelf-Employee(自営業)をやっていく予定です。

投資は好きだし、面白いし、知的探求活動でもあるので、常に新しい学びがあり、一生続けていけると思います。そして自分にも向いている。他方で、本当に一人で完結してしまうので他人との関わり合いがないですし、正直、長期投資なのでそんなに毎日やることがあるわけではないです。慌ただしいトレーディングには興味はありませんので。

投資以外の時間は、もちろん、プライベートでやりたいこともたくさんありますが、いままでの経験を活かしながら、多少なりとも他者との関わりが持てて、時間の拘束少なく取り組めるような小規模なビジネスにチャレンジしていく予定です。

足元はまずそのために、マイクロ法人の設立準備を進めています。その件はまた別の記事にて。

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