【書評】めざせ！満室経営 本気ではじめる不動産投資 – やっぱり楽な投資なんてないのね

不動産投資はずっと前から興味はあります。

でもリスクはでかそうだし、労力はかかりそうだし。でも、節税にもなるし、長期間に渡ってリターンがありそうだし。やっぱり資産を持つのはいいよなぁ、なんて考えています。

Kindle本が安くなっていて、かつレビューも4.6/5.0で良かったので買ってみました。実際に不動産投資を始めるに比べたら微々たる出費ですから。ゆっくり準備しようという気持ちで買ってみました。

めざせ！　満室経営　本気ではじめる不動産投資

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赤井　誠 すばる舎 2014-10-31

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簡単な投資なんてないということが再確認できた

著者の赤井誠氏はもとはサラリーマン大家で現在はすでにリタイアされて、専業大家として生活されています。

ぼくも「手軽にサラリーマン大家になりたいなぁ」なんて甘い気持ちで読み始めてみたのですが、相当に勉強されていますし、努力もしていますね。

なによりも投資案件として成り立つだけの収益性を備えた不動産をみつけることがどれだけ簡単かがわかります。

空き時間でちょっと検索した程度じゃ見つからないですよね。1件の投資を決めるまでに100以上の物件を見に行っているのではないでしょうか。そこにかける労力は並大抵のものではなりません。

やっぱりおいしい話なんて簡単にみつかりませんよね。

でもそれがわかっただけでもありがたい。成功している不動産投資家はひと握りで、かつその人たちは途方もない努力をしていると考えれば、こちらも甘い期待はキッパリ捨て去ることができます。

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不動産投資の経験者ならではの示唆に富んだ内容

とはいえ、別に「不動産投資はやめなさい」というのがこの本の主旨ではありません。

やはり不動産投資の経験者として、銀行との交渉、空室率を下げるための試み、物件の見つけ方、メンタルの整え方、など、これから不動産投資を始めたい方もしくは既に始めている方にとって具体的に参考になりそうな内容です。

ただ、まぁ、ぼくはまだしばらく不動産投資はしなくていいかなぁ、というところです。

上述の通り労力がかかるので、まだまだ勉強不足です。勉強をする時間をもっと家族と接したり、本業のサラリーマンの仕事に費やしたりしたいなぁ、と思ってますので。

不動産投資の大変さ、難しさを知る上で良本だと思います。